ほこたての対決 [ほこたて]
ほこたての対決で印象に残った対決は?について書いてみたいと思います。
ほこたてとは、2011年(平成24年)1月17日からフジテレビ系列で、毎週日曜日 19:00 - 19:58(JST)に放送されている対戦型バラエティ番組です。
ほこたて対決の番組の影響としては次のようなことがあげられます。
ほこたての対決では勝敗に関わらず、登場した企業のサイトが放送中にパンクしたり、放送終了後登場した企業の製品の売り上げや就職希望者が増加したり、製作者の知名度が上がるなど企業にとって大きな影響力を持つ番組となっていますね。
ほこたて対決の番組の内容は、
・冒頭に対決内容を確認。
・それぞれ「矛盾」の「矛」と「盾」にあたる対戦者の概要を説明。
・その後「MAX PERFORMANCE」と呼ばれるプレゼンテーションによって双方の実力が提示される。
・スタジオではVTRを踏まえた上で、様々な分野の知識人が解説及び結果の予想を行い、出演者はそれらを参考にしながら、どちらが勝利するのかを予想する。
・そして最後に、ある一定のルールの下で対決が行われ、「矛盾」の最終的な勝敗を決める。
原則として対戦相手は知らされないので、通常では対決場所で初めて対戦相手の正体を知ることになります。
対決前には対戦相手同士が、あいさつ代わりビジネスライクに名刺交換をすることが約束事となっています。
今までのほこたての対決で話題となったものを少しご紹介してみます。
6月9日に放送された「ほこ×たて」2時間スペシャルで、
「どんなプログラムにも侵入できるハッカー VS 絶対に侵入させないセキュリティプログラム」の対決。
結果的には、セキュリティソフト側の勝利となりましたが、視聴者からは困惑の声も上がっていたそうですね。
どんな対決だったのかですが、対決はハッカーとネットエージェントのセキュリティソフトにより行われました。
ハッカー側が制限時間内にPCに侵入して指定の画像を発見すれば勝ちというルールでした。
ハッカーはPCへの侵入には成功したものの、目当てのファイルの名前が変わっていて発見できず、ギブアップしました。
実際にはセキュリティの部分は90%以上編集でカットされたていたようです。
また"ドライブ暗号化を使っていたが、番組ではファイル名を変えるという言い方になっていたという。
編集により分かりづらくなった部分や誤解を招く部分があったようだ。"
ネットエージェントの杉浦隆幸社長のTwitter投稿から
よくわからない人のために事前知識なるものがありましたので、例えてくださっていますので、
わかりやすいと思います。
togetterの投稿より
ほこたて 「どんなパソコンにも侵入する世界最強ハッカーVS絶対に情報を守るネットワークセキュリティー」防御側の裏話 から引用です。
・銀行(パソコン)にお金(画像)が保管してあります.
・これを盗まれる(ハッキング)のを防ぐのが目的です.
・ところが番組側が用意した銀行の建物はボロボロ(バージョンが古い)です.
・そんな建物なので侵入経路(脆弱性・セキュリティホール)だらけです.
・セキュリティ的には補修工事(パッチをあてる)をしたかったものの、番組が面白くなくなるので不可.
・そこで、銀行自体に侵入されるのは諦めて、お金を保存する金庫を頑丈にしました(TrueCryptで暗号化).
・そして勝負開始、思ったより銀行に侵入するだけでも結構時間がかかっていたようです.
・とはいえ、そこは脆弱性を残したままのシステムであり、案の定銀行には侵入されてしまいました.
・金庫も見つかってしまいました.
・ところが金庫を破るのが非常に難しかったため、時間制限もありギブアップ
ネットエージェントさんの公式ブログから、
6月9日(日) に放映された「ほこ×たて」の「たて」の裏側についてブログで次のように書かれていました。
実際の対決に際して防御側に求められたのは、サービスパックや修正プログラムの全く当てられていないパソコン上で、脆弱性が確実に存在しているサービスを動かし、容易に侵入され得る環境の中で写真を隠して見つからないように守る、ということでした。
今回の攻防においては様々な制約が課された上でそれでも写真を守る、という勝負になっていたのですが、残念ながら実際の放映ではその点が伝わりにくかったように思います。
また、先に書きましたとおり、暗号化のことをファイル名の変更と言い換えるなど、技術を持っている方にとってはなおさら混乱を招く表現となっていた箇所もあったように思います。
↑ ↑ ↑ ↑ここまで
実際番組では、巧みなハッキング技術でパソコンに侵入するような様子はほとんど描かれなかったのです。
ほこたての番組としては、難解なハッキングの世界を分かりやすく伝えようとしたけれど、双方が納得する対決ルールは難しかったということですね。
結果として残念ながら攻撃側、防御側、そして視聴者に不満が残ってしまったようです。
ここからは 気分転換です(笑)今後のほこたての対決に期待してみましょう。
過去2回、スペシャル番組として放送された「ほこたて」がついにレギュラー化。
次回2013年9月22日 19:00~20:54 の予告情報
新企画が登場するそうです。
ソフトボールや真珠の中身は一体どうなっているの?
「何でも×切る」で未知の世界を大公開。
大好評の「絶対×見たい」は、影絵専門劇団が作り出す驚異の影絵
“フライがえし&スリッパ”は一体何に見えるのか?
また、「何でも吹き飛ばす送風機VS絶対に吹き飛ばされないテント」
「最強のオセロプログラム対決」
名物コーナー「金属×ドリル」の対決も見逃せない対決ですよ。
ほこたてとは、2011年(平成24年)1月17日からフジテレビ系列で、毎週日曜日 19:00 - 19:58(JST)に放送されている対戦型バラエティ番組です。
ほこたて対決の番組の影響としては次のようなことがあげられます。
ほこたての対決では勝敗に関わらず、登場した企業のサイトが放送中にパンクしたり、放送終了後登場した企業の製品の売り上げや就職希望者が増加したり、製作者の知名度が上がるなど企業にとって大きな影響力を持つ番組となっていますね。
ほこたて対決の番組の内容は、
・冒頭に対決内容を確認。
・それぞれ「矛盾」の「矛」と「盾」にあたる対戦者の概要を説明。
・その後「MAX PERFORMANCE」と呼ばれるプレゼンテーションによって双方の実力が提示される。
・スタジオではVTRを踏まえた上で、様々な分野の知識人が解説及び結果の予想を行い、出演者はそれらを参考にしながら、どちらが勝利するのかを予想する。
・そして最後に、ある一定のルールの下で対決が行われ、「矛盾」の最終的な勝敗を決める。
原則として対戦相手は知らされないので、通常では対決場所で初めて対戦相手の正体を知ることになります。
対決前には対戦相手同士が、あいさつ代わりビジネスライクに名刺交換をすることが約束事となっています。
今までのほこたての対決で話題となったものを少しご紹介してみます。
6月9日に放送された「ほこ×たて」2時間スペシャルで、
「どんなプログラムにも侵入できるハッカー VS 絶対に侵入させないセキュリティプログラム」の対決。
結果的には、セキュリティソフト側の勝利となりましたが、視聴者からは困惑の声も上がっていたそうですね。
どんな対決だったのかですが、対決はハッカーとネットエージェントのセキュリティソフトにより行われました。
ハッカー側が制限時間内にPCに侵入して指定の画像を発見すれば勝ちというルールでした。
ハッカーはPCへの侵入には成功したものの、目当てのファイルの名前が変わっていて発見できず、ギブアップしました。
実際にはセキュリティの部分は90%以上編集でカットされたていたようです。
また"ドライブ暗号化を使っていたが、番組ではファイル名を変えるという言い方になっていたという。
編集により分かりづらくなった部分や誤解を招く部分があったようだ。"
ネットエージェントの杉浦隆幸社長のTwitter投稿から
よくわからない人のために事前知識なるものがありましたので、例えてくださっていますので、
わかりやすいと思います。
togetterの投稿より
ほこたて 「どんなパソコンにも侵入する世界最強ハッカーVS絶対に情報を守るネットワークセキュリティー」防御側の裏話 から引用です。
・銀行(パソコン)にお金(画像)が保管してあります.
・これを盗まれる(ハッキング)のを防ぐのが目的です.
・ところが番組側が用意した銀行の建物はボロボロ(バージョンが古い)です.
・そんな建物なので侵入経路(脆弱性・セキュリティホール)だらけです.
・セキュリティ的には補修工事(パッチをあてる)をしたかったものの、番組が面白くなくなるので不可.
・そこで、銀行自体に侵入されるのは諦めて、お金を保存する金庫を頑丈にしました(TrueCryptで暗号化).
・そして勝負開始、思ったより銀行に侵入するだけでも結構時間がかかっていたようです.
・とはいえ、そこは脆弱性を残したままのシステムであり、案の定銀行には侵入されてしまいました.
・金庫も見つかってしまいました.
・ところが金庫を破るのが非常に難しかったため、時間制限もありギブアップ
ネットエージェントさんの公式ブログから、
6月9日(日) に放映された「ほこ×たて」の「たて」の裏側についてブログで次のように書かれていました。
実際の対決に際して防御側に求められたのは、サービスパックや修正プログラムの全く当てられていないパソコン上で、脆弱性が確実に存在しているサービスを動かし、容易に侵入され得る環境の中で写真を隠して見つからないように守る、ということでした。
今回の攻防においては様々な制約が課された上でそれでも写真を守る、という勝負になっていたのですが、残念ながら実際の放映ではその点が伝わりにくかったように思います。
また、先に書きましたとおり、暗号化のことをファイル名の変更と言い換えるなど、技術を持っている方にとってはなおさら混乱を招く表現となっていた箇所もあったように思います。
↑ ↑ ↑ ↑ここまで
実際番組では、巧みなハッキング技術でパソコンに侵入するような様子はほとんど描かれなかったのです。
ほこたての番組としては、難解なハッキングの世界を分かりやすく伝えようとしたけれど、双方が納得する対決ルールは難しかったということですね。
結果として残念ながら攻撃側、防御側、そして視聴者に不満が残ってしまったようです。
ここからは 気分転換です(笑)今後のほこたての対決に期待してみましょう。
過去2回、スペシャル番組として放送された「ほこたて」がついにレギュラー化。
次回2013年9月22日 19:00~20:54 の予告情報
新企画が登場するそうです。
ソフトボールや真珠の中身は一体どうなっているの?
「何でも×切る」で未知の世界を大公開。
大好評の「絶対×見たい」は、影絵専門劇団が作り出す驚異の影絵
“フライがえし&スリッパ”は一体何に見えるのか?
また、「何でも吹き飛ばす送風機VS絶対に吹き飛ばされないテント」
「最強のオセロプログラム対決」
名物コーナー「金属×ドリル」の対決も見逃せない対決ですよ。